映画「ブリグズビー・ベア」 感想メモ

新生児の時に、誘拐され、25年の間偽の両親に育てられたジェームズ。
その家庭では、生活をするうえでのルールがあり、外界との接触を絶たれていて、偽の親が作った架空の子供番組を見るのを唯一の楽しみとしていたところに、警察が来て両親が逮捕されるところから始まる。

その感想をメモのように書き留めておく。

 キャラクターみんないい奴

一番気になったのは妹のボーイフレンドのスペンサー。
彼はいい奴なんだろうけど、本当にいい奴なんだろうかと思いながら見ていたら、本当にいい奴だった。
Youtubeでビデオを勝手に公開したのも面白がってとか、監禁被害者が見ていたビデオに利用価値があると考えていたんだろうけど、その後裏切るようなこともなく、彼自身映像作品に携わる事を目的としていて、主人公の映画の撮影に尽力していたし、彼の企画したキャンプで妹との和解も出来たし、最後の映画のシーンではジェームズを慰めていたし、本当にいい奴だった。

ジェームズの人物像について


監禁されて育ったという事以外は、普通のオタクって感じなのかな。
読み書きや勉強は、監禁されていた時にもやっていたので特に問題がないけど、常識はない。
女の子と寝たら結婚しなければいけないという誠実すぎる考え方とか、映画の演出のために爆弾を自作してそれを爆発させてしまうというような突飛な行動に現れていると思う。

ブリグズビー・ベア

この映画はコメディ映画なので、笑いが主体なのだろう。
高校の時に演劇をやっていたという刑事さんだけ妙に演技に気合が入ってるのは面白かった。
あれが一番笑った。

誘拐されて、25歳まで外界を知らずに生きていたというのは、ジェームズとブリグズビー・ベアを二人きりにする為の舞台装置という印象。

その番組にのめりこんでいた事を特別に表現するためなんだろうね。
何故誘拐したのかという事はこの作品のテーマではないみたいだなと思った。

 

後、タイトルが言いにくい気がする。
グリブズビー・ベア
グリズブビー・ベア
みたいな分かりにくいので、そこで損してる感じはした。